本研究の目的は、安全な出産と快適な育児期を過ごすことができる睡眠プログラムを検討し、臨床応用できるように妊娠中から取り組む睡眠プログラムを検証することである。研究対象者は、妊婦48名であり、睡眠プログラムの介入を行った。方法は睡眠に関する自己式質問票の記入後、妊婦の睡眠状況に応じた睡眠支援を行った。睡眠プログラムの内容は、妊娠により変化する睡眠に関する知識の提供、妊娠期の睡眠支援、睡眠呼吸障害のスクリーニング結果からの受療支援とした。対象者には、スクリーニング結果から睡眠呼吸障害が疑われた妊婦がいたため、受療支援につなげた。睡眠プログラムの理解度は高かった。
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