研究課題
若手研究(B)
本研究では、高齢者のうつと骨格筋量との関連を明らかにした上で、これに基づくうつ予防プログラムを作成し、その効果を検証することを目的とした。高齢者のうつと体力、骨格筋量との関連では、地域在住高齢者のうちうつ傾向にある者はそうでない者に比較して、骨格筋量および体力が有意に低値を示すことが示された。続いて、運動を中心としたうつ予防プログラムを作成し効果検証を行った。その結果、うつ傾向、筋厚、体力は介入前後で有意に改善した。以上より、運動を中心としたプログラムが、うつ傾向の改善にも寄与することが示された。
老年看護学