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2013 年度 研究成果報告書

生理用品の流入による女性の身体観の変容:パプアニューギニアの事例から

研究課題

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研究課題/領域番号 24820074
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関国立民族学博物館

研究代表者

新本 万里子  国立民族学博物館, 民族社会研究部, 外来研究員 (60634219)

研究期間 (年度) 2012-08-31 – 2014-03-31
キーワード生理用品 / 月経 / 身体観 / パプアニューギニア / アベラム / ジェンダー
研究概要

本研究の対象であるメラネシアは、月経や出産という女性の身体の生理的現象を忌避する社会として広く知られている。本研究は、パプアニューギニアにおける生理用品(ナプキンのような西洋起源の月経処置の道具)の受容に焦点をあてて、女性の身体の歴史的経験を明らかにすることを目的とした。
月経処置の道具の変遷について、基礎的な資料を収集した。それらの使用方法と月経期間の過ごし方から、月経小屋が存在した当時とナプキンが普及した現在の月経にまつわる慣行を比較した。ナプキンの使用によって女性は行動範囲を広げ、月経という身体の出来事は女性個人のものとなった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 月経小屋の消滅と高床式家屋の出現―パプアニューギニア・アベラム社会の性と家族,信田敏弘・小池誠編2013

    • 著者名/発表者名
      新本万里子
    • 雑誌名

      生をつなぐ家

      ページ: 221-241

  • [学会発表] 病院出産への移行による生殖観の変容――パプアニューギニア・アベラム社会における出産慣習の変化から2014

    • 著者名/発表者名
      新本万里子
    • 学会等名
      日本文化人類学会第48回研究大会
    • 発表場所
      幕張メッセ国際会議場
    • 年月日
      20140517-18
  • [学会発表] 生理用品の受容によるケガレ観の変容――パプアニューギニア・アベラム社会の事例から2013

    • 著者名/発表者名
      新本万里子
    • 学会等名
      日本文化人類学会第47回研究大会
    • 発表場所
      慶応義塾大学
    • 年月日
      20130608-09

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公開日: 2015-07-16  

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