H24年度、H25年度の研究の遂行は計画通り実施された。公立小中学校生徒約7,500名を対象とした調査では、性別・学年・ASSQ群ごとに重回帰分析を行った結果、高ASSQ群は定型群にくらべて有意な影響を及ぼす要因の数が全体的に少ないこと、定型群と高ASSQ群でリスク要因・プロテクティブ要因が異なることが示唆された。 一方、発達障害のある子どもの保護者24名と公立小中学校13校の教員を対象としたインタビュー調査では、発達や行動で気になる子どもでも、周囲の友人や大人からのサポートの受けやすさが生活や学校でうまく適応するための要因として多く挙げられた。
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