研究概要 |
ネフな接束をもつファノ多様体の構造研究を行った。そのような多様体は有理等質多様体であることがCampanaとPeternellにより予想されている(CP予想)。まず、5次元かつピカール数が1より大きいファノ多様体に対して、CP予想が成り立つことを示した。この結果をまとめた論文はMath Zeitschriftから出版された。また、R. Munoz, G. Occhetta, L. Sola Conde,J. Wisniewskとともに、全ての基本収縮射がP1ファイブレーションであるファノ多様体を研究し、完全旗多様体を特徴付けることに成功した。この結果は二本論文にまとめ、現在投稿中である。
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