本研究では,弾性変形を考慮した折紙モデルに基づく自己展開折紙の設計手法について秋田かにした.得られた代表的な成果は以下の1~3に集約される. 【1.剛体折紙シミュレーションの拡張】:この成果によって,本手法に必要不可欠な「空」の面を有する剛体折紙モデルの解析が可能になった.【2.4角形メッシュ折紙を自己展開する設計法の一般化】:上記の成果と合わせ,任意のパネルで構成される4角形メッシュ折紙の折りたたみ過程におけるひずみが解析可能となった.【3.数値シミュレーションによる展開性能の確認】:これによって理想的なヒンジを持つモデルでは展開可能であることが確認できた.
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