本研究で開発したラズベリー型ナノゲル集合体(別名:ナノゲル架橋マイクロスフェア)とは、ナノサイズのマテルアル(ナノゲル)をベースとして、ナノからマイクロメートルまでの幅広いサイズ領域をカバーすることが期待できるバイオマテリアルである。本研究の最大の成果は、ラズベリー型ナノゲル集合体の調製条件を確立できたことである(特許出願済み)。調製されたラズベリー型ナノゲル集合体は、共焦点レーザー顕微鏡像、レーザー回折式粒度分布測定などによって、直径10マイクロメートルの真球型の粒子である事が分かり、ラズベリー型ナノゲル集合体の開発・調製条件の最適化に成功した。
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