Corynebacterium glutamicumはグルタミン酸発酵菌として知られており、近年メカノセンシティブチャネルであるNCgl1221がグルタミン酸生産の誘導条件でグルタミン酸排出を担うトランスポーターであることが明らかとなってきた。その排出機構の詳細を明らかにするためNCgl1221のX線結晶構造解析を試みた。 大腸菌におけるNCgl1221組換タンパク質の生産系および精製系を確立し、結晶化スクリーニングを行った。その結果、いくつかの条件でタンパク質結晶の生成が確認され、条件の最適化を行い、分解能は悪いながら反射の質の良い結晶化条件を見つけることができた。
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