研究課題
基盤研究(A)
Ge基板にH2処理を施すことによって原子レベル平坦性をGe表面上に実現することができ,高電子密度下での移動度を大きく改善することができた。一方,同位体効果に関しては,同位体効果以前のホモエピの質の問題として現れてしまい明瞭な結果をえることができなかったが,それ以上に大きな効果として基板内の酸素起因の欠陥の移動度への著しい影響を発見することができた。これもH2アニールによって取り除くことができ,移動度の大幅改善を実現することができた。両者ともGe CMOSの可能性を大きく広げる成果である。
材料科学的観点に基づいた新材料電子デバイスの開発とデバイス物理の研究