研究課題
基盤研究(A)
食品メイラード産物を含む日本食食材である醤油に高血圧症や生体内酸化ストレスを緩和する効果があることを動物試験により明らかにし、食品メイラード産物がメタボリック症候群に有用である可能性を示唆した。加えてこれらの機能発現を理解するうえで重要な食品メイラード産物の吸収代謝を評価した。食品メイラード産物であるAmadori-PEをマーカーとし、Amadori-PEが確かに腸管吸収を経て体内に移行することを明らかにした。さらに、新たな視点として食品メイラード産物をナノ粒子(リポソーム)の基材に活用し、高い安定性と細胞への優れた取り込み能を有する新規リポソームを開発した。
食品科学