研究課題
口腔癌による骨破壊は患者の重要な予後因子と考えられているが、その詳細なメカニズムは十分に明らかにされていない。本申請では、口腔癌による骨破壊に関する研究を推進し、以下の点を明らかにした。1)癌・骨の間に介在する線維芽細胞がIL-6などを産生し、RANKL発現を誘導する。2)癌細胞もRANKLを産生し、線維芽細胞、骨芽細胞の産生するRANKLと共に口腔顔による骨破壊を制御している。、3)口腔顔細胞がCXCL12を産生し、間質線維芽細胞のRANKL発現を促進して骨破壊に関与している。4)ヒト口腔癌をヌードマウス下顎骨部に移植する口腔癌顎骨破壊モデルの構築に成功した。5)口腔癌細胞と間質線維芽細胞が産生するTGF-betaが口腔癌の骨破壊に関与することを明らかにした。6)間質線維芽細胞の産生するTGF-betaにより誘導されるthrombospondin 1が口腔癌の浸潤に関与することwp明らかにした。7) 癌関連線維芽細胞はNotch3を産生し、口腔癌の血管形成を促進することを明らかにした。8)Laminin subunit gamma-2が口腔前癌病変の悪性転換のマーカーの一つになることを明らかにした。8)Keratin 17が口腔癌の増速に関与することを明らかにした。8)Keratin 14プロモーターを用いtaCa9システムでNotch1ノックアウトマウスを作成し、扁平上皮癌の発症におけるNotch1の役割を解析した。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 6件)
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