| 研究課題/領域番号 |
25257101
|
|---|
| 研究種目 |
基盤研究(A)
|
| 応募区分 | 海外学術 |
|---|
| 研究機関 | 信州大学 |
|---|
研究代表者 |
寺澤 宏次 信州大学, 教育学部, 教授 (30197793)
|
|---|
| 研究分担者 |
張 勇 長野県短期大学, 教授 (10290107)
小林 敏枝 清泉女学院短期大学, 教授 (50413224)
中島 弘毅 松本大学, 人間健康学部, 教授 (80258954)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2013-10-21 – 2016-03-31
|
| キーワード | 健康教育 / 形態・血圧測定 / 脳機能測定 / 体力測定 / 血液検査 / 認知症予防 / 国際研究者交流 / タイ：インドネシア：マレーシア |
|---|
| 研究概要 |
平成25年8月には、本研究に関わる研究成果をタイのバンコクで開催された国際学会である”21st IUHPE World Conference on Health Promotion”にて発表を行なった。その後タイのラヨーン地域の地域住民約150名に対して、形態・血圧測定、脳機能測定、体力測定、血液検査を実施し、活動量計をそれぞれ個々人の地域住民に手渡し、日々の活動量を計測した。1ヶ月に1回程度、健康講座やエアロビックス体操等を実施し、その時に活動量計の記録を行った。平成26年2月には、タイのラヨーン地域にて、再度形態・血圧測定、脳機能測定、体力測定、血液検査を実施し、その結果を平成26年3月には、マヒドン大学のスタッフ及びラヨーンの地域住民の方々に返却し、現在の健康状態の現状と今後の課題、及び対策について話し合った。平成26年2月18日には、健康教育の国際学会を企画し、タイのサラヤ地域にあるゴールデンジュベリーマヒドン大学附属病院にて”The 1st International Symposium on the Asia Network of Health Promotion”を開催し、日本の信州大学、長野県短期大学、清泉女学院大学、松本大学、静岡大学、中国の北京師範大学、ベトナムのホーチミン医科薬科大学、インドネシアのウダヤナ大学、タイのマヒドン大学の５か国、９大学の教授等60名が出席した。
本研究課題の研究業績は国際学会発表8件、国内学会発表4件、国際誌の論文掲載2件。
|
| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の研究費交付は１０月以降であったが、８月の国際学会を契機にタイのラヨーン地域のコミュニティーリダーと綿密に連絡を取り合い、形態・血圧測定、脳機能測定、体力測定、血液検査の実施方法について確認していたことから、スムースに問題なく実施できた。そのため、５か国、９大学の教授等が集う国際学会の開催までできたことは大きな成果となった。３月には測定、検査結果をマヒドン大学のスタッフ及び地域住民の参加者及びスタッフに、ラヨーンの地域住民の現在の健康状況及び今後の課題と展望について話し合うことができた意義は大きく、今後の研究に繋げていきたい。
|
| 今後の研究の推進方策 |
今後の研究については、バンコクのサラヤ地域とラヨーンの南のニコンパタナ地域において健康教育を推進していく予定である。
平成26年6月にバンコクのサラヤ地域とラヨーンの南のニコンパタナ地域に健康教育の重要性について講演し、平成26年8月にマヒドン大学及び地域住民のスタッフと協力して、形態・血圧測定、脳機能測定、体力測定、血液検査の実施を行う予定である。
その後、マヒドン大学及び地域住民のスタッフのみで、本健康教育を運営していけるよう導いていく予定である。
|
