研究課題
本研究の目的は、タイのマヒドン大学との共同プロジェクトチームを発足し、日本の健康教育をタイの地域で展開していくため、タイのサラヤ、クロヨング、ラヨーン地域にて健康教育を実施し、タイとの国際貢献を深め、本健康教育を国際的に一般化し、他国にも援用運用にしていくため、日本とタイとの国際比較の研究を行っていくことである。そのため平成25年度は、日本で行われている形態・血圧測定、体力測定、脳機能検査、血液検査、活動量計の記録等の健康教育に関するソフトをタイ語変換に時間を費やした。その後、マヒドン大学のスタッフ及び本研究プロジェクトのスタッフと協力し、バンコクより1時間離れたサラヤ地域にて、地域のボランティアスタッフと協力し、本健康教育を展開した。ソーシャルキャピタルを重要視し、本健康教育を地域に根ざして継続していくために、本研究プロジェクトスタッフ、マヒドン大学スタッフ、地域のボランティアスタッフと綿密なミーティングを持った。平成26年度は、サラヤ地域より30分車で移動したクロヨング地域にて健康教育を実施し、サラヤ地域と同様に本研究プロジェクトスタッフ、マヒドン大学スタッフ、地域のボランティアスタッフと綿密なミーティングを持った。受講生の形態・血圧測定、体力測定、脳機能検査、血液検査、活動量計の記録等が一目で見て解り、根拠に基づいた包括的な健康教育の結果表示により、何をどのように改善していくべきかが分かるため、日本の健康教育に参加する、サラヤ地域及びクロヨング地域住民達は、日本の健康教育の技術に感心していた。しかし、健康教育の技術的な説明に対する地域住民による受講生の理解が不足している面も見受けられ、これは今後の課題として捉えていきたい。
2: おおむね順調に進展している
本研究課題の当初研究目的の達成度については順調に進展している。しかし計画のガイドラインに沿っては順調ではあるものの、最も重要な点は、本健康教育がタイの地域に根付いて、活用されていき、タイの地域住民の方々に健康と幸せを教授していってもらうことにある。そのため、どのようにしてタイの地域住民の方々に本健康教育を理解していただき、活用していっていただくかを真剣に考えて行かなくてはならない。
平成27年度は、サラヤ地域より3時間で移動したラヨーン地域にて健康教育を実施し、今までと同様に、本研究プロジェクトスタッフ、マヒドン大学スタッフ、地域のボランティアスタッフと綿密なミーティングを持ち、受講生の形態・血圧測定、体力測定、脳機能検査、血液検査を行い、活動量計の記録を実施していく。前回地域では、健康教育の技術的な説明に対する地域住民による受講生の理解が不足している面も見受けられたため、測定、検査結果等の説明を前もって、地域住民に説明していく時間を設けていきたいと考えている。
すべて 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
Biochemistry & Analytical
巻: 4:2 ページ: 1-8
10.4172/2161-1009.1000164
Journal of Child and Adolescent Behavior
巻: 2:4 ページ: 1-5
10.4172/2375-4494.1000162
BioPsychoSocial Medicine
巻: 8:14 ページ: 1-7
10.1186/1751-0759-8-14
http://www.nw-u.jp/