研究課題
今年度は本研究課題の成果を内外で印刷物として発信した。一つには、研究分担者である宮下を編者として『ドイツ語と日本語に現れる空間把握―認知と類型の関係を問う』(日本独文学会研究叢書112)を刊行した。これには、研究代表者の小川、研究分担者の田中、宮下、藤縄、大薗が寄稿している。外部から仁科陽江、中村芳久という専門家2氏の寄稿も加わっている。二つ目は、小川を編者としてドイツの言語学専門出版Stauffenburgから『Raumerfassung - Deutsch im Konrtast』を叢書Sprachkontraste und Sprachbewusstseinの第3巻として刊行した。これには、小川、田中、宮下、藤縄、大薗、ルスターホルツ(研究代表者・研究分担者全員)が寄稿している。その他にも、Per Baerentzen(デンマーク)、Maxi Krause(フランス)Michail Kotin(ポーランド)、Irene Doval Reixa(スペイン)など 国際的に最先端で活躍する言語学者の論文も掲載した。さらには仁科陽江、岡本順治、山下仁といったベテラン研究者や段上佳代、和田資康といった若手研究者の寄稿も含め、本研究課題の最終的な成果として纏めた。なお、上記2つの刊行物は日本独文学会、ドイツ学術交流会(DAAD)、アレキサンダー・フォン・フンボルト財団などの学術機関をはじめ、ベルリン自由大学ドイツ文学・ドイツ語学科やインスブルック大学言語学科などドイツ語圏の主要な言語学関係の研究所に送付する予定である。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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