研究課題
基盤研究(B)
ユーロ圏危機において、南欧諸国(イタリア、スペイン、ポルトガルおよびギリシア)政府はみな、年金の縮減などを含む厳しい緊縮財政政策と内的減価のための労働市場改革が課せられた。しかし、それぞれの国内に激しい抵抗運動が拡大したものの、政治危機の形態は南欧諸国の中でも大きく異なった。その理由として、それぞれの政府がトロイカなどに対して持つ交渉ポジションと態度、危機到達以前に達成された政党システムの安定性、政治制度に内在する構造的脆弱性の相違が挙げられる
政治史