研究課題/領域番号 |
25285243
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
藤井 斉亮 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60199289)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 授業研究 / 授業 / 比較文化的研究 / 教師教育 / 授業観 / 数学観 / 教育学的価値 |
研究概要 |
1) 授業研究を評価する枠組みを理論的に構築していくために、先行研究の整理と分析を行い、海外の研究協力者、特にSusie GrovesおよびBrian Doing(Deakin University)と研究協議してわが国の授業研究の根底にある概念を顕在化させることを試みた。 2) 授業研究を評価する枠組みを実証的に構築するために、学習指導案検討会議・研究授業・研究協議会の観察記述研究をケーススタデイとして展開した。 3) 授業研究による教師の変容をとらえる枠組みを構築していくために、教師の信念と教師集団の規範に関する質問紙調査とインタビュー調査を分析する枠組みを検討する研究協議会を三回開催した。 4) 授業研究の評価を授業自体の質的変容と研究授業後の協議会の質の変容をとらえる枠組みの構築に焦点化することを検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
授業研究を評価する枠組みを理論的かつ実証的に構築することを試み、一定の成果を得ている。また、授業研究による教師の変容をとらえる枠組みを構築していくために、教師の信念と教師集団の規範に関する質問紙調査とインタビュー調査を分析する枠組みを検討する研究協議会を三回開催し、新しい分析方法を構築しつつある。さらに、授業研究の評価を授業自体の質的変容と研究授業後の協議会の質の変容をとらえる枠組みの構築に焦点化することを検討し、そのモデルを構築中である。
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今後の研究の推進方策 |
授業研究を評価する枠組みを理論的かつ実証的に構築することにかんしては、学術雑誌への投稿を行う。 授業研究による教師の変容をとらえる枠組みを構築していくために、教師の信念と教師集団の規範に関する質問紙調査とインタビュー調査を分析する新しい枠組みの試行を行い、秋期学会で発表する予定である。 授業研究の評価を授業自体の質的変容と研究授業後の協議会の質の変容をとらえる枠組みの構築に焦点化することを検討し、そのモデルを構築中し、今年度中に試行する。
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次年度の研究費の使用計画 |
資料整理謝金が年度末の多忙期に実行できず、その結果32,160円が次年度に繰り越すことになった。 年度末に資料整理謝金を計画しないようにして残額を0にする計画である。
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