研究課題/領域番号 |
25287129
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
行松 彰 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (70260007)
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研究分担者 |
田中 良昌 国立極地研究所, 研究教育系, 特任准教授 (50425766)
西村 耕司 国立極地研究所, 研究教育系, 特任准教授 (60455475)
堤 雅基 国立極地研究所, 研究教育系, 教授 (80280535)
小川 泰信 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (00362210)
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研究協力者 |
佐藤 夏雄 国立極地研究所, 名誉教授 (50132709)
西谷 望 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (10218159)
細川 敬佑 電気通信大学, 情報理工学研究科, 教授 (80361830)
河野 英昭 九州大学, 国際宇宙天気科学・教育センター, 准教授 (60304721)
渡辺 正和 九州大学, 国際宇宙天気科学・教育センター, 准教授 (70446607)
小川 忠彦 名古屋大学, 名誉教授 (60271607)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 極域科学 / 超高層物理学 / 電離圏・磁気圏 / レーダー / SuperDARN / 中性風 / 国際情報交換 / イギリス・米国 |
研究成果の概要 |
中性風観測の高度化に関して干渉計の高精度校正を初めて実現し高精度中性風観測の基礎を築くことに貢献でき、且つ、全レーダーへの適用により広域高精度中性風観測網実現への端緒を得ることができた。また、中性風やPMSEを含めた近距離エコーの高精度観測・解析に道を開けた。また、地磁気脈動FLRを用いた磁気圏領域同定に向けた自動化が完成に近づくと共に、新たな脈動現象の発見、オメガバンドやPMAAオーロラの動態についての発見、雑音データからの新しい知見を得、論文投稿ないし出版した。当初目標のイメージング機能導入はやむを得ない事情で至れなかったが、新しい観測手法や校正手法の開発で新たな知見を得ることができた。
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自由記述の分野 |
超高層大気物理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題の研究成果は、SuperDARNレーダーを用いた中性風観測の高精度化による、地球規模の超高層大気(特に中間圏界面領域)の中性風分布を取得する為の重要な技術的基礎を得ることで、超高層大気の大気上下結合研究の発展に寄与した。また、地磁気脈動を用いた電離圏高度での磁気圏領域同定に近づけたことは、地上観測網からの地球近傍宇宙空間の研究の新たな可能性を示すことで、宇宙天気研究への発展に寄与した。また、オーロラや高エネルギー粒子降下に関する知見を得たことは、大きな宇宙天気の乱れに対する地球大気の応答を知る重要な手がかりを得たことを意味し、宇宙天気研究への新たな発展に資するものである。
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