本研究ではゲノムワイドな組換えタンパク質ライブラリーを用いたターゲットプロテオミクス解析プラットフォームであるiMPAQT(in vitro proteome assisted protein absolute quantification)法を構築し、これを用いて細胞内パスウェイを定量的な可視化を試みた。18000以上のヒト組換えタンパク質に対して質量分析によってターゲットプロテオミクスに必要な情報取得し、データベース化を完了した。本プラットフォームを用いて、代謝経路やシグナル伝達経路を構成するタンパク質の発現絶対量を複数の細胞に対して実施し、生化学パスウェイの定量的構造取得に成功した。
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