がん性疼痛に有効な新規鎮痛剤の探索研究を行い、強力なオピオイド性鎮痛作用を有し、代謝安定性が向上した誘導体を創製した。非オピオイド性鎮痛作用を有する C5-nor stemmadenine型インドールアルカロイド類の効率的合成法を確立した。痛み受容に関与するTRPM8の強力なアンタゴニストであるIboga型アルカロイド類を見出した。認知症改善作用のあるアセチルコリンエステラーゼ阻害剤の探索として、リコポジウム属植物より新規アルカロイド類を見出した。また、リコポジウムアルカロイド類の不斉全合成を達成した。
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