研究課題
基盤研究(B)
申請者らは、詳細な睡眠呼吸障害ならびに糖尿病・循環器疾患調査を実施しているコホート研究において、睡眠呼吸障害による耐糖能異常出現の相対危険度等を算出し、睡眠呼吸障害と耐糖能異常との因果関係について究明することを目的とした。愛媛県東温市で実施している「東温スタディ」において実施した横断研究の結果、睡眠呼吸障害が重症なほど耐糖能異常有病者割合が高く、またイビキの頻度が多い(睡眠呼吸障害の特徴)ほど血圧が高かった。コホート研究の結果、睡眠呼吸障害と耐糖能異常発症との因果関係は立証できなかったが、5年間の追跡期間を通じて軽度以上の睡眠呼吸障害の者は肥満度が5年間通じて高いことが認められた。
疫学・予防医学