研究課題
基盤研究(B)
当研究計画は新興のマイクロステート、東ティモール共和国のナショナリズムを言語に焦点をあてて分析した。国際性という脈絡(「市民社会」)では公式ナショナリズムの推すポルトガル語に、英語・インドネシア語が対抗しているという図式が見えた。国民国家の言説のレヴェルでは、近年(2010年代)カトリック教会が強調されているという傾向が見られる。ナショナリズムの対抗要素にもなり得る地方文化は、トゥン語のうちに「標準化」されつつある。
文化人類学