研究課題
基盤研究(C)
和算で扱われた計算幾何に関する古典的問題から、①シュタイナー環におけるデカルトの円定理の拡張、②円内接多角形問題、の2題を取り上げ、現代の数式処理ソフトウェアの活用により、既知の公式の検証、およびその拡張としての未知の公式の導出において複数の成果があった。特に後者に関して、円に内接する五角形・六角形の面積と外接円の半径を表す関係式は、約1300年間未解決だった問題を完全に解明した、世界の数学史上画期的な成果である。
情報科学