メニーコア時代に向けた電力/面積効率の高いプロセッサとして、細粒度ALUカスケーディング(ALU-C)とパイプラインステージ統合(PSU)を用いるプロセッサの研究を実施した。研究により、ALU-Cを用いた3-wayインオーダ(IO)プロセッサはPSU無しでも2-wayアウトオブオーダ(OoO)プロセッサに匹敵することが分かった。これは、OoOに必要となるパイプラインステージが不要になることにより、パイプライン段数が短くなる効果も含めてのIPC向上による。同様に、ALU-Cを用いた4-way IOプロセッサでは、OoOリソースが少な目の3-way OoOプロセッサの性能に匹敵することが分かった。
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