不正アクセスやコンピュータウイルスによって,情報漏えいや情報改ざんの被害が多発している。実際に日本年金機構は標的型攻撃によって個人情報を流出する問題を起こした。このような,不正アクセスやコンピュータウイルスを防ぐために,IDS (不正アクセス検知システム)やIPS(不正アクセス防御システム)による監視と被害防止が不可欠である。本研究ではモバイル機器においてこれらの問題に技術的なアプローチで解決することを目的として,ウェーブパイプライン手法のファインチューニングを再構成可能なプロセッサ上で実現できることを明らかにした。加えて検知回路の最適化をASIC-FPGA協調設計によって実現した。
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