脳波電位の賦活領域特性の個人差を明らかにし、人による脳の賦活領域の位置的偏り(側性)に注目して、個人認証や、ブレイン・コンピュータ・インタフェス(BCI)による機器制御の認証精度向上の可能性を探ることを目的として研究を行った。その結果、脳波による個人認証では、無線脳波測定装置を用いて、閉眼安静時の脳波から、強度が最も強い測定電極に注目した側性による特徴抽出法で求めたデータから個人認証を実施した、その結果、24人の平均認証率として0.48を得た。また、身体障碍者が利用できるBCIとして、定常状態視覚誘発電位に注目し、生活で利用できるスマートグラスBCIシステムを構築し、正答率0.85を得た。
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