白色LEDを光源として撮影した画像と近紫外LEDを光源として撮影した画像に対して,テクスチャの周期に基づくブロックサイズのブロックに分割した上で,スパースコーディングにより基底画像を求め近似画像を減算することによりテクスチャ構造成分の低減処理を行う画像処理アルゴリズムを考察した.つぎに,テクスチャ低減を行った2枚の画像に対して,各RGB成分同士の差分の三乗の計3成分に対して,PCA(主成分分析)による無相関化を行い,その後,尖度を非ガウス性,つまり,独立性の評価基準としたICA(独立成分分析)に基づく独立成分への分解を行うアルゴリズムを考察した.実験により,その有効性を確認した.
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