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2015 年度 実績報告書

ユーザの操作意図を漏れなく情報機器に伝達することができる音声入力手法の提案

研究課題

研究課題/領域番号 25330319
研究機関明治大学

研究代表者

小松 孝徳  明治大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (30363716)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードヒューマンエージェントインタラクション / 認知科学 / 感性情報処理
研究実績の概要

情報機器に伝達したい意図は頭の中でイメージできているものの,どうやってそのイメージを情報機器に適した入力情報に変換したらよいのかわからないユーザは,そのイメージをパラ言語情報(音の高さや大きさといったコトバで表現できない情報)やオノマトペ(擬音語や擬態語などの総称)といった,あいまいな情報として無意識的に表出してしまうことが報告されている.そこで本研究課題では,ユーザがそれらのあいまいな情報に込めてしまった情報機器に伝達しきれなかったイメージを抽出し,その抽出したイメージを情報機器に対する入力情報として再利用する,情報機器への新たな音声入力手法の提案を行った.

最終年度の研究活動においては,より具体的なアプリケーションを模索するために,臨床心理分野への応用を検討するための網羅的な調査を行った.具体的には,自らの心的状態を表現する際に利用するSUDsと呼ばれる指標としてオノマトペを利用することで,患者への適切な支援が可能となるという知見が得られたため,その応用に向けたシステムの提案を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] 診断横断的行動療法でオノマトペがなぜ有用か2015

    • 著者名/発表者名
      田中恒彦・岡嶋美代・小松孝徳
    • 雑誌名

      人工知能学会論文誌

      巻: 30(1) ページ: 282-290

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 視覚による触質感認知と不快感に対する命名の影響 -触覚オノマトペによる検討-2015

    • 著者名/発表者名
      岩佐和典・小松孝徳
    • 雑誌名

      人工知能学会論文誌

      巻: 30(1) ページ: 265-273

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2017-01-06  

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