本研究課題では,「ユーザが表現したいけれどもうまく表現できないイメージ」が無意識的に込められているユーザの発したパラ言語情報およびオノマトペを,情報機器に対する入力情報として再利用することができる音声入力手法の提案を行った.具体的には,ユーザがうまく表現できないイメージがパラ言語情報およびオノマトペのどのような要素に反映されているのかを調査し,その結果を解析することでこれらを四次元属性ベクトルとして表現する手法を確立した.そして,ユーザがそれらに込めたイメージを具現化する描画システムを作成し,ユーザの抱いたイメージが適切に反映されているかどうか評価実験を行った.
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