研究課題/領域番号 |
25340050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
坂部 貢 東海大学, 医学部, 教授 (70162302)
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連携研究者 |
角田 正史 北里大学, 医学部医学科, 准教授 (00271221)
高野 裕久 京都大学, 大学院工学研究科, 教授 (60281698)
欅田 尚樹 国立保健医療科学院, 環境衛生部長 (90178020)
立道 昌幸 東海大学, 医学部医学科, 教授 (00318263)
松田 哲也 玉川大学, 脳科学研究所, 教授 (30384720)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 化学物質過敏症 / 自律神経機能 / 揮発性有機化合物 / 条件づけ / 嗅覚過敏 / 心身相関 / 不安障害 / 不定愁訴 |
研究成果の概要 |
「いわゆる化学物質過敏症」患者を対象として、化学物質曝露と身体症状出現の相関性の有無について、自律神経機能の変動を主としてリアルタイム測定した。また、本症の主症状である「嗅覚過敏」の病態解析について、脳科学的な解析を行った。1)総揮発性有機化合物(TVOC)変動と自律神経機能の変動は、統計学的に強く相関した。しかし、TVOCの変動と自覚症状については相関は認めなかった。2)脳科学的解析では、嗅覚刺激による前頭前野の活動が、本症では対照群に比して活発化していることがわかった。本症は、化学物質の毒性学的影響というよりも、「臭い刺激」が契機となる、心身相関を主体とした状態であることがわかった。
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自由記述の分野 |
環境生命医学
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