研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、伝統的な民家・集落の熱環境デザイン手法の効果を環境実測調査により検証することである。茨城県南地域、福島県会津若松地域、福島県阿武隈地域、長崎県対馬地域、鹿児島県奄美地域を調査対象地域として選定した。伝統的な集落における母屋や付属屋の配置といった集落空間構成と集落に形成される微気候との関係を検証した。屋敷森やソテツの防風林の防風効果が冬季において明確に現れた。高生垣やサンゴの石垣による暑熱環境を緩和する効果が明らかになった。
建築・都市環境工学