本研究課題は、これまで建築やインテリアの設計計画分野において多くの研究者や設計者からその必要性が指摘されながらほとんど計測されてこなかった目的行為を完遂するために身体周囲に構成される対人・対物の非接触の空間的領域である「アキ寸法」に着目して、多様な身体動作の場面を対象に3次元動作解析システムによる動的な身体計測を行って、各種設計計画のための有用な計測データとして体系的にまとめたものである。特に、本研究の成果は、3次元BIM( Building Information Model )に展開することを目途に、可視化したデジタルデータとすることを試行して、広く一般に情報公開するものである。
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