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2015 年度 実績報告書

コンピュータシミュレーションを活用した歯科衛生士キャリアパスの構築

研究課題

研究課題/領域番号 25350319
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

足達 淑子  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 歯科衛生保健部長 (90420265)

研究分担者 木下 淳博  東京医科歯科大学, 図書館情報メディア機構, 教授 (10242207)
近藤 圭子  東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 講師 (20282759)
三浦 佳子  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 副歯科衛生保健部長 (20396972)
品田 佳世子  東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (60251542)
須永 昌代  東京医科歯科大学, 図書館情報メディア機構, 助教 (90581611)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード歯科衛生士 / キャリア / e-leaning / アンケート調査
研究実績の概要

臨床業務に従事する歯科衛生士の指向を把握するために、郵送によるアンケート調査を実施した。アンケート655件発送したうち、303件の回答を得た(回収率46.3%)。回答には卒直後の21歳から61歳までの幅広い年齢層からの回答を得ることができた。主な回答者は、大学附属病院に勤務する歯科衛生士であった。現在の勤務体制についての満足度は、満足している64%、満足していない33%、どちらともいえない・未回答は7%であった。満足していない理由としては、業務内容に関するものが最も多く、次いで個人の能力に関すること歯科衛生士の資格に関するものが上がっている。キャリアアップに関して、学歴(修士・博士)の取得を望むものは少なく、臨床技能の向上を目指すものが多かった。その中には学会の制定する認定取得を目標とする者が多く認められた。歯科衛生士としての学びの機会について「学ぶ機会がある」と答えたものが69%、「学ぶ機会がない」と回答したものが23%いた。「学ぶ機会がない」と回答した理由は、時間がない38%、金銭的理由28%、学びたい研修内容がない30%、研修の情報が得られない23%であった。また、自由回答では都市圏の研修が多く受講の機会が得られにくい、研修を受けるための費用が多くかかるとの意見が認められた。e-leaningに関する認知度が25%と低かったにもかかわらず、回答者の約3分の1の者が試してみたいと回答をしている。これらの結果から歯科衛生士のキャリア支援に対して地域性も考慮すると、e-leaningシステムは有用に活用できると考えられる。また、利用者の利便性を考えると、スマートフォンやタブレット等での使用が可能となるシステムにすることにより利用者の幅が広がることが示唆された。現在、学会にて発表を行うためにデータのさらなる解析を行っている。

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公開日: 2017-01-06  

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