全天カメラを構築し撮影された画像を用いて、夜空における晴天域を対象とした検索システムを構築した。 夜空の画像に写る恒星に対して、星表(SAO-J2000)を用いて同定を行った。同定作業は自作のソフトウェアを開発し用いた。画像上の星の位置と星表の赤道座標を対応付け、無料の統計処理ソフトウェアRを用いて投影係数を求めた。求めた投影係数を用いて任意の星を画像上に探すことが出来るようになった。 次に全天画像の星空を小さな複数の領域に分割した。各領域ごとに星が写っているかどうかを判断し、各領域の晴天情報とした。この情報をデータベースに登録し検索することで晴天域を対象とした検索システムを構築した。
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