本研究では,「情報技術の本質」を学ぶことに重点を置いた教育を支援するため,情報通信技術を活用した「協働的な学び」を促進する学習環境の構築を目指した。そして,様々な学習分野を対象に,多様なITデバイスを利用したプロトタイプシステムを開発し,高専の教育現場において評価実験を実施してきた。開発した主なシステムとして,(1)Kinectセンサーを利用した講義支援システム,(2)プロジェクションマッピングを利用した講義支援システム,(3)ポケットプロジェクタを利用した答え合わせ支援システム,(4)デジタルペンのストロークデータを用いた講義支援システムなどが挙げられる。
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