研究成果の概要 |
本研究では、筋再生過程における低出力パルス超音波の影響について調査した。実験にはICR系雌マウスを用い、無処置群,筋損傷(LIPUS-)群,筋損傷+超音波照射(LIPUS+)群の3群に分けた。筋は、損傷後3日,5日,7日,14日,21日に採取した。平均筋横断面積(損傷7, 14, 21日後)は、LIPUSの有無による差は見られなかったが、LIPUS+群では横断面積の大きい筋線維の割合は増加した。Western blotting解析では、p70S6Kのリン酸化がLIPUS+群においてLIPUS-群よりも有意に増加していた。以上より、LIPUS照射により筋再生は促進することが示唆された。
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