本研究の目的は,日本の学校に勤務する教師のストレスマネジメント行動を予測するための,行動モデルの作成にある。そのため,現在,行動変容モデルとして汎用化されているHealth Action Process Approach Model (HAPA)を理論的な背景とし,HAPAを構成する6つの測定指標の作成を行った。さらに,共分散構造分析により,モデル全体の適合性の検証および各測定指標間の関係性の分析を実施した。その結果,各測定指標は信頼性および妥当性,さらに教師版HAPAストレスマネジメント・モデルの適合性は許容範囲内であり,教師のストレスマネジメント行動を促進させるための各要因が示された。
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