2005~2009年に埼玉県I町の中学1年生を対象に、体型認識の歪みと生活習慣との関連について検討した。体型認識の歪みには男女差が認められ、男子では過少評価、女子では過大評価する傾向がみられた。また、体型認識の歪みは、男子では運動、女子では夜食との関連が認められた。さらに、2002年~2007年の小学4年生を対象に、小4時の体型認識の歪みがその後の体型に影響を及ぼすのか縦断的検討を行った。小学4年生の普通体重児において、男女ともに体型を過大評価することが、3年後の過体重と有意に関連することが示された。また、男女ともに体型を過小評価することが、3年後のやせと有意に関連することが示された。
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