研究課題
基盤研究(C)
この研究は、地方都市をフィールドとして、主として聞き書きから、そこに住む人々の幸福への模索を描きだす試みである。ムラ社会との対比から、そなえの民俗、いいきたり・しきたり・ひととなりの三区分、などの分析をへて、幸福の四象限を仮説的に提示した。そのうち「あいだの幸福」とよぶ第四象限はまだ未熟であるが、宗教者類型のみならず、マチバの民俗的人物像(世話人)を考えるうえでも生産的なみとおしを与えうることを示した(「民俗レベルの利他主義」)。
宗教学