研究課題
基盤研究(C)
民間調停機関の活動の分析により、現代型の調停の活動を理論的に位置づける研究を行った。日本に紹介されてきた調停トレーニングは、コミュニケーションテクニックに過ぎないとみられることも依然として多いため、理論と実務が橋渡しされる研究が重要と言える。今回一応の成果として体系化できた内容は、JCAジャーナルでの全24回の連載の形などで公表した。調停は、標準化された解決を得る安い手続ではなく、困難にある当事者が個別化された計画を得るための支援の機会と位置づけられる。
紛争管理論