本研究は、手続きが公正なCSRコミュニケーションの有用性に関し、実践による効果やCSRコミュニケーションのマネジメントに及ぼす影響を確認することにより検討した。その結果、手続きが公正なCSRコミュニケーションの実践は、従業員による情報の共有度・自社への満足度の向上、CSR行動を促進させることが分かった。また、CSRコミュニケーションのマネジメントの可能性評価にもプラスの影響を与えていた。従って、手続きが公正なCSRコミュニケーションは、企業や従業員にとって望ましいコミュニケーションの手法であり、またCSRコミュニケーションのマネジメントにも適した手法であると評価されていることが明らかになった。
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