本研究は、精神保健福祉サービス提供組織をリカバリー志向のものに変えるための利用者主導型の職員研修プログラムの開発を目指すものである。北米においては、精神障害当事者が自らの手で生み出したプログラムが展開されている。本研究においては、アメリカ等において展開されているemotional CPR(eCPR)に着目し、それがどのような原理に基づいて成り立っているのかを明らかにした。そして、わが国においてeCPRの研修を開催し、研修参加者の体験を分析することによって、利用者主導型の職員研修プログラムを開発するための課題を明らかにした。
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