研究課題
基盤研究(C)
表出行動が微弱でその意味が判りづらい重症心身障害児のコミュニケーションに関わる脳機能状態を、脳波基礎律動の事象関連性変動により経年的に定量計測した。刺激の定位やコミュニケーション行動における自発性(意図性)の指標となる期待反応の形成状態の結果を教育・療育現場にフィードバックすることで、呈示される刺激の受容状態や、刺激の受容を促進する予告の方法を客観的評価指標から検討できることを指摘した。つまり、発達支援の現場において、子どもの刺激受容特性を客観的に把握した上で、働きかけ方を工夫し実践することが可能となる。
特別支援教育,障害児生理心理学