擬似位相整合波長変換素子は、構造の設計・選択により所望の波長変換が実現できる。本研究では特に、チャープ構造や積層構造を導入することで、従来とは異なるスペクトル領域での波長変換などを検討し、これを実験的に実現した。研究の途中においては、結晶の均一性に関する問題が生じたものの、これを回避することで新たな知見を得た。これらの結果得られた波長変換素子は、共同研究に特殊な素子を提供することで、その有用性を確認した。 また、新たな非線形光学波長変化材料として水晶の利用を検討し、高強度励起条件下での波長変換を実現した。
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