研究課題
基盤研究(C)
ガロア逆問題の構成的研究を主眼とし,有限群の作用による不変体の有理性問題の研究を行った.有理性問題の研究に重要となる不分岐ブラウアー群という不変量を群の位数が奇素数pの5乗の場合に完全に決定した.不分岐ブラウアー群を一般化した不分岐コホモロジー群についても,位数が奇素数pの9乗の場合に非消滅性を示した.ネーター問題の研究,関連する作用による不変体の有理性問題の研究を行い,新たな知見をいくつも得た.
数論、代数学、代数幾何学