研究課題
基盤研究(C)
群不変性の枠組みにおいて,一般的な分布族を導入した.この分布族は,標本空間への2つの群の作用に対応した2種類のパラメータを含む.この分布族の下で,不変な統計量の分布のロバストネスや,ある事前分布を用いた場合のベイズモデルに対する marginal equivalence と呼ばれる性質を考察した.またこの分布族の特殊ケースと見なせる星型分布に対し,推定問題に取り組んだ.具体的には,密度の等高線としての星型集合の形のノンパラメトリックな推定量を提案し,その性質を調べた.
数理統計学