研究課題
基盤研究(C)
J-PARC加速器を利用して行うK中間子稀崩壊探索実験において、2013年に100時間収集したデータに基づいた物理解析を行い、現世界記録の実験と同等の感度を達成した。一方で、さらなる感度に進むためには中性子反応による背景事象を抑制する必要があることが再認識された。ビーム品質診断のための装置を開発して実装した後、2015年にデータ収集を再開し、世界記録より20倍良い探索感度に相当する統計量に到達した。背景事象評価用のデータと合わせ、現在、物理結果の導出のための解析を進めている。
素粒子物理学実験