研究課題
基盤研究(C)
鳥の群れの集団的な挙動を、個体レベルの運動の定量的な計測に基づいて物理的な視点で理解するための試みとして、2メートルという基線長でありながら可搬性の高いドライカーボン製のステレオ動画像撮影システムと、専用の画像処理ソフトウェアを開発し、主として、マガンの群れの動態の解析を行なった。その結果、近接個体間の相対位置の調整過程の詳細から個体間の相互作用の様態を推定し、それに基づいて群れの多体運動を運動方程式によって記述、計測データと併せることでモデルのパラメータを推定することに成功した。
数物系科学