研究課題/領域番号 |
25400503
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
層位・古生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
中澤 努 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (50357620)
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研究分担者 |
上野 勝美 福岡大学, 理学部, 教授 (90241786)
川幡 穂高 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (20356851)
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連携研究者 |
岡井 貴司 独立行政法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (20356679)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 造礁生物群集 / ペルム紀 / パンサラッサ / 秋吉石灰岩 / 気候期転換 |
研究成果の概要 |
前期ペルム紀は氷室期から温室期へと地球の気候期が大きく転換した時代である。秋吉石灰岩の調査から、パンサラッサ海の環礁では、この時期に造礁生物群集が北方系生物を含む石灰藻類主体の群集から温暖域に特徴的な海綿類主体の群集へと大きく変化したことが明らかになった。そして、その過渡期には主要な造礁性後生動物が不在になることにより微生物群集が排他的に繁栄し、巨大なオンコイドを含む微生物岩が多く形成された。つまり、パンサラッサ海の造礁生物群集は気候期転換に敏感に応答したことが明らかになった。これらの変化はゴンドワナ氷床の衰退及びパンサラッサでのスーパープルームパルスとほぼ同じタイミングで生じている。
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自由記述の分野 |
炭酸塩堆積学
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