災害が想定される地域での防災教育,防災活動支援を通じ,安全で安心し,長く暮らしていくために地域がどうあるべきかを考えることが必要である。本研究は,様々な活動を「災害文化コミュニティ」へとつなげるために,子ども達を中心として,学校・家庭・地域で自然災害のリスクをいかに理解し共有するかについて追求した。具体的には,自然災害のリスクや地域資源の理解を学校・家庭・地域で進め,自然災害を想定したリスクの把握・評価を行った。把握されたリスクを学校・家庭・地域で検証・共有し,リスク認知の特徴を明らかにした。そして,リスクを共有する上での課題や効果的な方法・活動内容を検討した。
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