本研究では,Background Oriented Schlieren (BOS)法を用いた定量的な密度計測において,その計測精度の向上と,Computed Tomography (CT)法を利用したBOS法による,より汎用的は流体の密度に対する3次元計測を実現するための新しい再構成手法の開発を目的としている.計測精度の向上では光学系にテレセントリック光学系を導入して,計測空間での解像度の向上を図った.新しい再構成手法の開発では,再現性のない非定常現象を計測するために12台のカメラを利用した多方向同時計測系を構築し,カメラを任意の位置に設置した場合にも対応できる再構成アルゴリズムを開発した.
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